ガンから私を救ったコーヒーエネマ
1995年秋、ちょうど40歳を迎えたこともあり、市が行う健康診断を受けたところ子宮がんが見つかり、大変動揺したことを今でもはっきり覚えています。幸いにして初期であったことから、全摘をして命を救われた次第です。術後の経過も順調でしたが、その頃から行く先々の書店に立ち寄っては健康に関する書籍を読み漁るようになりました。エドガーケーシー、アーユルヴェーダ、マクロビオティックetc.
中でも私の心に残った一冊が『マックスゲルソンガン食事療法全書』でした。
1989年の夏に初刷が発表されたこの本は、すこぶる専門的な内容ばかりで驚きました。特に、P237に少しだけ記述された『腸内洗浄(コーヒーエネマ)』の内容には驚きと好奇心と期待感を抱き、自然と私をその世界へと導いていったのです。当時世の中ではWindows95が大流行となり、私も時代の波に乗り遅れまいと早速PCを購入し、腸内洗浄(コーヒーエネマ)についてあれこれ調べ始めたのです。さほど詳しい文献も見つからないまま、『マックスゲルソンガン食事療法全書』に書かれたわずかな情報を頼りに自家製の腸内洗浄(コーヒーエネマ)を作って試し始めたのでした。
便秘の改善を促すためではなく肝臓の働きを促し身体全体の機能改善
当時の私の腸内洗浄(コーヒーエネマ)に対するニーズは、単に予後を大切にすることのみならず、やはりひとりの女性として、10年20年、50歳60歳になっても若々しく、スリムな身体を維持して美しくありたいというものでした。腸内洗浄(コーヒーエネマ)は2日に1回のペースで、行うタイミングとして私が選んだのは就寝前でした。理由は、最初のうち朝行っていたのですが、出勤時間も気にしながらのエネマは心にも緊張感があったからなのか、なかなかスムーズに1リットルが入らず、かつ、途中で直ぐ便意をもよおしてしまい上手くいかなかったからです。一日のすべてが無事に終わり、心穏やかな就寝前に行ったエネマというのは、何とも形容しがたい『過去の浄化と明日への充電』といったような、とにかくまだ見ぬ明日への期待感に胸ときめくのを感じたのです。このことこそ、『マックスゲルソンガン食事療法全書』に記されていた腸内洗浄(コーヒーエネマ)のメリットそのものです。腸内洗浄(コーヒーエネマ)は単に腸の働きを良くして便秘の改善を促すためではなく、とにかく肝臓の働きを促しながら、身体全体の機能が低下しないようコントロールしてくれるものであると、私自身も身をもって感じることができたのです。