仕事を生きがいとしてきた私を襲った子宮ガン
子宮ガンを患った頃の私は仕事大好き人間で、結婚とも全く縁がなく、自称バリバリのキャリアウーマンでした。本当によく働いたなぁと我ながら感心します。会社では完全なお局状態で周りからはかなり煙たがられていたと思います。でも今考えてみても、それはきっと深層心理の中で『女性としての願望』を成就できそうにない苛立ちや、焦りや悔しさが入り混じった凄まじい感情を押さえ込むための行動であったような気がします。『強がり』から身も心も相当無理をしていたのでしょう・・・。そして私はガンになった。
Dr.マックスゲルソンが示す標識に従って・・・
ストレスとは本当に悩ましい存在です。頑張れば頑張るほど増殖してしまう厄介者のモンスターです。おそらく、この世の中にあるたくさんの悩みや苦しみは、大半が人間関係のもつれや経済的、あるいは健康に関するものではないでしょうか?私の場合は間違いなく職場での人間関係にありました。人はみな自分が正しくて相手が間違っていると思い込んでしまいます。決して自分の非を認めたがりません。もちろん私もそうでした。そしてその思考は際限なく続いていきます。そうすることで自分の気持ちはとても楽になり、相手がますます酷い人間に見え一層腹立たしく思えてしまいます。そういった頭の中で展開されるドラマが進めば進むほど、自分の中にある正しさはついに確信へと変わり、完全に他人はおろか自分にさえ手に負えなくなります。私の感情は腹が立っているのになぜか一方では気分が良いのです。なぜなら、私は正しくて相手が間違っているからです。でも、お互いにそうしているうちは絶対に人間関係のもつれは解消されません。相手と自分とで作り上げなければならないのです。理性は常に正しさを求めて争いますが、感性はいつも幸せを求めているものです。私の深層心理は正しさよりもその人と仲良くしたかったはず。でもそれがその時はできなかったのです。容赦なく私の中でストレスは大きく成長していき、ついに人生の行き止まりの標識が目の前に現れたのです。私はしばらくの間自分のためだけに時間を使いました。命懸けで色々と調べました。去る者は日々に疎しと言われるこの世の中で、言いようのない無情を感じながら私は再び歩き始めたのです。Dr.マックスゲルソンが示す標識に従って・・・。私にとってはまさにもっけの幸いでした。
とりわけ、日々の感情の起伏がだんだん緩やかになっていくのを感じ始めたのが腸内洗浄(コーヒーエネマ)をした直後の数時間の間です。それは気のせいといったレベルではなく、ハッキリと感じることができるほどのレベルです。